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明日館とは
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修理工事記録
 自由学園明日館は、1923年の関東大震災、第二次世界大戦による戦災からも免れ、今日まで維持されてきましたが、80年の歳月を経て、老朽化による雨漏りや壁・天井の剥落等が目立ち、さらに構造上の問題も著しく顕れてきました。そのため1997年の重要文化財指定を機に、1999年から約3年間にわたって保存修理工事が行なわれました。
 
 文化財指定を受けた建造物は、保存修理をする際にその建物の構造体(工法・技法)を中心に調査が行われます。それによって何十年もの歳月によって生じた地盤沈下や、建物の解体時に判明する建物傾斜、変形、経年変化等による破損状況を観察します。並行して文献史料調査も行います。これらの調査を総合的に分析し、建設当時の構造や技法、部屋の配置替や改造箇所の把握、建物の変遷を明らかにし、どのような形に復原していくかを検討します。
 
 明日館では解体調査に1年を費やし、建物の構造、破損状況、工法・技法を入念に調査しました。80年の歴史が刻まれている古材をできる限り使用することを、その基本としました。また、明日館は『学園が社会に働きかける活動の場』をスローガンに、広く社会に門戸を開くことを目指しております。そのため重要文化財建造物として保存しながらも、明日館を有効に、かつ快適に使用できるような「動態保存」を念頭に、(1)オリジナルの復原 (2)恒久性を高めるための工夫 (3)活用のための改善 という3項目を主要なテーマとして工事を行いました。
中央棟Rm.1925
壁の構造
中央棟
西教室の屋根を葺く
中央棟ホール
暖炉
東教室棟
回廊
左官工事の様子
壁の構造
中央棟
外部木材を塗装中